インタビュー

音楽やギターの楽しみ方は無限大!ギター講師たち(こーじゅん × トサキユウキ × ヒロキンス)の座談会

KGA Studioのコンセプトは、「音楽を楽しむ」。みなさんにとって、音楽とはどのような存在ですか?普段、どのように音楽を楽しんでいますか?そもそも、音楽の楽しみ方とは、どのようなものがあるのでしょう?
この連載では、シンプルなようで奥が深い、音楽の楽しみ方、そしてギターの楽しみ方を、あらゆる人のお話を通じて深掘りしていきます。

連載第4回目は、KGA Studioを監修しているギタリスト・こーじゅんさん、ギター講師のトサキユウキさん、ヒロキンスさんの座談会を開催。それぞれが思う音楽やギターの楽しみ方、初心者が楽しむコツ、そしてKGAで今後やってみたいことなどを語っていただきました!


取材・文/根本 理沙(株式会社Lipple

結構、聴く音楽と弾く音楽って違うんです

——今まで、お一人ずつに音楽の楽しみ方や、ギターの楽しみ方についてインタビューしてきました。今回は、座談会ということで、まずは改めて音楽の楽しみ方をそれぞれ教えていただければと思います。

全員:よろしくお願いします。

——例えば、ヒロキンスさんはシーンに合わせて曲をイメージしたり、当て込むことをよくやってらっしゃるんですよね。

ヒロキンス:はい。旅行の写真とかをMVみたいな感じでつくるのが好きです。旅行だけでなく、普通の何でもない日の1日だとしても、同じ風景でも何かその時の気分によって違うじゃないですか。そういうことに何か当てはめることが好きで、そう考えると日常と音楽という組み合わせが好きなのかな。

PVやMVの雰囲気って僕は好きですね。映画音楽もそういったものと似てるんじゃないかと思っていて、映画の雰囲気に合わせた音楽をつくるのっていいなと思います。

こーじゅん:逆に、この音楽だとこういう風景がいいかなとかって合わせるのもいいね。

ヒロキンス:そうですね。それこそ、ボサノバっぽい曲だったらブラジルとか南米のイメージがありますし、フラメンコの曲だったらスペインの雰囲気を想像しますよね。音楽が持っているシチュエーションといいますか、風土のようなものは好きですね。

トサキユウキ:いいね。

ヒロキンス:自分の中から何か音楽を出すってことはあまりやったことないから、それはこれから探していくのかなと思っています。

こーじゅん:普段決まった音楽を聴くわけじゃないけど、自分も電車乗ってるときとかは、その電車の後ろに流れている風景をみて音楽が頭の中に浮かんだりというのはあるかな。

ヒロキンス:ちょっと話が逸れてしまうかもしれませんが、僕の中で、聴く音楽と弾く音楽って、結構違うんですよ。お二人はどうですか?

こーじゅん:ああ、それはそうだね。聴くのと弾くのは結構違うね。
僕は、今はこの音楽はやらないなと思うジャンルは純粋に楽しんでることが多いです。例えばBUMP OF CHICKENのライブとかいくと純粋にバンプいいな〜ってなるけど、知り合いのギタリストのライブとか行ったら、ギターを弾きたくなってしまうんです。家に帰ってギター弾かなきゃ、という気持ちの方が大きくなりますね。

トサキユウキ:ああ、それはめっちゃわかりますね!僕もギター弾きたくて帰りたくなっちゃいますね!その人の演奏がどうこうじゃなくて、もう聴いてる場合じゃないと(笑)

こーじゅん:ユウキはどんな視点で音楽聴いてるの?

トサキユウキ:僕はどんな音楽も、結構プレイヤー視点で聴いちゃいますね。ライブもプレイヤー視点で見ていることが多いです。

——トサキユウキさんは、インタビューで、24時間365日、何かしらの音楽を流してるとおっしゃってましたね。

トサキユウキ:そうですね、時間とかで聴く音楽変えたり、場所で変えたりしてました。ヒロキンスが話していたシチュエーションの話と近いかもしれませんね。

こーじゅん:それはすごいな!

ヒロキンス:どんなジャンルを聴くんですか?

トサキユウキ:なんでも聴いてますね。それこそジャンル決められないくらい。

こーじゅん:これはもうお気に入りだからよく聴くとかはあるの?

トサキユウキ:R&Bですね!あとは、作曲とかも仕事でやるので、常に新しい曲を聴いてトレンドを押さえるようにしています。

ヒロキンス:音楽かけない時とかあります?

トサキユウキ:うーん、たまにありますよ。それこそ今日とか、起きてもういいやってなって、何も音楽かけずに皿洗いしてましたね。言われてみると、音楽とかアイディアを頭の中で熟考したい時って音楽流してないかもしれないですね。皿洗いしている時ってよくアイデアが浮かぶんですよ。

自分が「いい」と思ったら、それをとことんやってみるのがいいですね

——例えば、これから音楽に触れてみたいけど、何から始めたらいいかわからないという人にアドバイスするとしたら、どんなアドバイスをされますか?

ヒロキンス:まず音楽を始めたいということは、興味があるってことですよね。であれば、やっぱりいろいろなジャンルを、とりあえず片っ端から聴いてみるというのはどうでしょうか。そのうちに、自分が好きなものとか、自分の感覚に合ってるものが見つかると思うんですよね。
まずはそこから探してみるのが一番なんじゃないかな。

こーじゅん:それは素晴らしい答えだね!

ヒロキンス:映画とか漫画とかもそうだと思うんですよね。いろいろ観たり読んだりしているうちに、自分はこの作者の作品が好きだなとか、このジャンルが好きだなとか、そういうのが音楽でも出てくると思うんですよね。

そこからもっと深掘りしていけばいいと思います。そのうちあるアーティストが好きなって、歌声とかプレースタイルとか、自分の好きな傾向が細かいレベルでわかってくると思うので、そこからもっと枝分かれして広がっていくというか・・・

でも音楽って枝分かれをたくさんしても、結局どこかでクロスオーバーしていたりするので、そんな感じで行ったり来たりするのが一番音楽を楽しみやすい気がします。

こーじゅん:それはいいね、初心者の人にピッタリの楽しみ方だね。

ヒロキンス:実は僕もそんな感じで音楽にハマっていきました。

こーじゅん:僕は昔から、自分の力でコードとか法則とかを見つけ出したいって思っているタイプだから、あまり初心者の方にいいアドバイスできないかもしれませんね。ただ、楽しみ方に決まりはないというのは確かに言えることなので、自分が「いい」と思ったらそれをとことんやってみるのがいいですね。
ヒロキンスみたいにいろいろな音楽をシチュエーションに合わせたり、ユウキみたいにずっと音楽を流し続けたり。どっちも最高の音楽の楽しみ方だと思います。

トサキユウキ:僕もなんでもありだよってアドバイスしたいですね。無理して聴くようなものでもないですしね(笑)

ヒロキンス:あとはその人が歩んできた人生の中に、何かしらひっかかる音楽があると思うんですよ。この世代だとこの曲流行ったよね、とか、このアーティスト流行ったよね、とか。子どもの頃この曲よくテレビで流れていたな、とか。そういう懐かしさから入ってみるのありですよね。
僕がお年寄りの方のレッスンを担当させていただく時は、昔の曲を弾きたいとリクエストしてくれる方も多いですし。

トサキユウキ:確かに。すごく具体的な楽しみ方になっちゃうけど、例えば、本とか漫画、映画に出てくる音楽とかを聴いてみるっているのもいいんじゃない?作品に関連する音楽を聴くことで、より作品の世界観を楽しめると思います。

シンプルにギターを弾くことって楽しいですよね

——ありがとうございます。ここからは、ギターの楽しみ方について、みなさんにお話を伺えたらと思います。

こーじゅん:じゃあ自分からいきますね。やっぱり発見が多いことがすごく好きですね。そもそも自分の中になかったものが、新しく追加されるというのがいいですね。発見した瞬間、自分の新しい特技として取り入れるというよりは、おお見つけた!という感覚ですね。それで、次の瞬間から、まだ見たことないものを探しにいくみたいな感じでずっとギターやってます。

弾けないフレーズを自分でつくって、それが弾けるようになるっていうのを繰り返してますね。

ヒロキンス:僕もこーじゅんさんと似ていて、もちろん演奏動画を上げて評価されるのは嬉しいんですけど、それよりも、自分のなんか好きな曲とか弾けないフレーズが、練習して弾けるようになったときが楽しいですね。
これ難しそうだなと思うものを弾けた瞬間の、達成感っていいですね。

こーじゅん:うんうん、いいね。今ヒロキンスは「弾けるようになったら嬉しい」って言ってたけど、自分はちょっと違っていて、弾けるようになる理由を見つけたら嬉しいという感じなんだよね。

ヒロキンス:なるほど。ユウキさんはどうですか?

トサキユウキ:ギターで重ね録りとかして、何か作品を残すっていうのは、僕は楽しいですね。昔、MDで重ね録りしたときの音源とか、今聴き返してもめちゃめちゃいいなと思いますね。なんか自分で楽しむためにつくってるみたいな。

ヒロキンス:ギターを弾くことが単純に楽しいですよね。自分の場合、もっとストレートなところで、ギターを弾くとストレス発散になるんですよね。それが楽しい。

僕山登り好きなんですけど、登ってる最中って、山頂という目標があるから頑張れるみたいな感覚があって。で、山頂にたどり着いた瞬間、たどり着くまでの疲労とかストレスが一気に解放されるんです。ギターも、山登りと同じような感覚があるんですよね。ずっと練習を続けて、やっと弾けた瞬間にパッと解放される、みたいな。ストレスをかけるんだけど、そのストレスが徐々に発散されていく時の爽快感ってありますよね。

トサキユウキ:ああ〜確かに!

ヒロキンス:結構SNSでギターの演奏動画をアップしている人って、プロとかアマチュアとか関係なく、ギターを弾くこと自体が楽しいって思っている人が多いんじゃないですかね。

トサキユウキ:弾けないストレスを抱える楽しさってありますよね。めちゃめちゃわかる。

——シンプルに、弾くということがギターを楽しむコツのひとつなんですね。
他には、先日、トサキユウキさんのインタビューで伺った、ギターを愛でる、という楽しみ方も印象的でした。

トサキユウキ:そうですね、弾いて愛でる、眺めて愛でる、カスタマイズやメンテナンスをして愛でる。何でもありますね。そういえば、サウンドホールの匂いを嗅ぐというのも話しましたね。

こーじゅん:嗅ぐ?

トサキユウキ:ギターでサウンドホールの匂いが違うんですよ。(スタジオのギターのサウンドホールを嗅ぎながら)これはねちょっとツンとするんですよ。カビっぽいというか。で、こっちはちょっとまた違う匂い。で、こっちのギターはめちゃめちゃいい匂いします(笑)

ヒロキンス:おおー、確かに。

こーじゅん:ああーなるほど、確かに匂い違うね。面白いな。

ヒロキンス:ギターはコレクターの人も結構いますしね。弾けなくても部屋にあるだけでなんかテンション上がりますよね。そういう楽しみ方も全然ありですね。

こーじゅん:うんうん。楽器屋さん行ってギターを見ているだけで楽しいというのもありますよね。僕はすぐに弾きたくなっちゃうけど。

トサキユウキ:確かに、楽器屋に行ってこのギターめっちゃかっこいいな〜!みたいなのありますね。見てるだけでいいというのもあります。

ヒロキンス:僕もありますね。僕の場合は欲しくなっちゃいますね(笑)

最初は音が鳴っただけでテンションが上がりました

——初心者の人がギターを楽しむ時のコツってありますか?

トサキユウキ:とりあえず音を鳴らしてみるのがいいですね。弦を1本弾いてみたり、コードを押さえずにジャーンと弾いてみるとか。僕最初に持ったのがアコースティックギターだったので、コード押さえずにジャーンって鳴らしただけですごくギター弾いてるなって思った記憶があります。
最初はそれだけでめちゃくちゃ楽しかったですね。

ヒロキンス:うんうん、コード押さえずに鳴らすだけで楽しかったですね。

こーじゅん:確かにそれはあったね。自分は初めはエレキギターで、音が歪んでいるのを人にもらったんですね。構えて弾いてみたらギュイイーンって歪んだ音がして、これ俺が出してるんだって気持ちになりましたね。

トサキユウキ:ああ〜!俺が出してるんだ感わかりますね。

こーじゅん:ハーモニクスとかも初めてやったときそう思ったね。

トサキユウキ:わかりますわかります!できたとき、めちゃめちゃ嬉しかったです。ピッキングハーモニクスとかめっちゃ練習しましたね。

こーじゅん:ピッキングハーモニクスは、エレキギターで弾けると嬉しいよね。

ヒロキンス:あとは、自分の知っている曲をなんとなく弾いてみるというのも、テンション上がりますよね。

こーじゅん:そうだね、聴いていたやつと全く同じフレーズを弾いた時の感動はあるね。自分は氣志團の『One Night Carnival』とか弾いて喜んでました。あとは『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ(ダウン・タウン・ブギウギ・バンド)』も初めて弾いた時テンション上がりました。

トサキユウキ:自分は007の曲を弾いた時にめっちゃテンション上がりましたね!確かにそういうのは楽しいですよね。
本物だ!っていうのを感じられるといいますか。またそれを自分で発見できた時の嬉しさとかもありますよね。

こーじゅん:そうそうそう!

トサキユウキ:理論とかやってないけど音をなんとなく当てながら弾いてたらその曲のメロディになった、とかそういうのを見つけていくのは楽しいですよね。

こーじゅん:印象的なフレーズを見つけて、それをギターで実際出すっていうのが、感動しますよね。

トサキユウキ:自分で探すっていうのもいいですよね。ヒロキンスはどう?

ヒロキンス:僕は探すより先に教わることが多かったですね。一番最初は、教則本やTAB譜をみながら自分で練習してました。ただ、独学だとどうしても行き詰まってしまうので、本格的にギターをやると決めてからは先生に師事していました。
多分ギターを始めるということは、やってみたいことが何かひとつはあると思うので、思い切ってレッスンに通ってみるのもひとつの楽しみ方かなと思いますね!

そして、初心者さんのやってみたい、をサポートするのは僕たちの役目かなと思うんですよね。

トサキユウキ:そうだね。人それぞれですよね。自分でとことん探すもよし、レッスンで教わるもよし・・・
自分が楽しいと思うやり方で楽しむのが一番ですね。

こーじゅん:その通りだね!どちらも素晴らしいと思います。

ギター仲間がいるのは心強いですね

——せっかくレッスンの話になったので、ギターを弾く、というテーマを広げていきたいのですが、みなさんはギターを弾く時のモチベーションはどうやって保っていますか?

トサキユウキ:一緒に弾く人を見つけたらいいんじゃないかな?

こーじゅん:なるほど。それはいいですね。

トサキユウキ:別に友達とかギター仲間じゃなくても、僕らギター講師でもいいわけですしね。もしくは、KGA Studioでは、イベントやグループレッスンを開催しているので、そこでギター仲間を見つけるのも楽しいかもしれませんね。

レッスン、というとギターを教わる、というイメージがあると思いますが、一緒に楽しむ感じで通ってもらって、僕は全然いいかなと思っています。

こーじゅん:それはありますね。

ヒロキンス:自分はあまり気にしないかも。モチベーションを維持しなきゃって思いすぎると、かえって維持できないし、ギターを弾きたくない時もあっていいんじゃないかなと思っています。僕にとってはギターを弾くことが仕事でもあるので、気分に左右されちゃダメなんですけど。
最初のうちは気の向くままにやっていいんじゃないかなと思っています。まずは楽しくやると。焦らず長い目でみてギターと触れ合う方が、モチベーションは保てる気がします。短期間で上手くなりたい、将来プロになりたい、とかであれば別の話になっちゃいますが・・・

トサキユウキ:うんうん。

ヒロキンス:音楽って子どもの頃に親が習わせる、というパターンも多いじゃないですか。特にピアノとか。そのおかげて音楽の才能を開花させた人もいると思いますが、やらされている気持ちになって、嫌になって、結局辞めちゃうという人も多いと思うんですよ。それで音楽が嫌いなまま大人になってしまうのって、僕はちょっともったいないなって。

もっとフランクに考えていいのになって思いますね。ギターも、お休みしたいときはお休みすればいいし、また再開したくなったらやればいいんじゃないですかね。ギターって楽しいな、と思えるくらいの距離感で付き合えたらベストだと思いますね。

こーじゅん:周りにギター仲間3人くらい集まったら、いい感じでお互いを刺激しあえるかもなと僕は思います。例えば、ギター仲間3人のうちの誰か1人がちょっとやる気なくなってても、他の2人がめっちゃやる気あって、ギター弾きまくっていたら、やる気が落ちていた1人は羨ましくなってきて、また弾きたくなるんじゃないかな。

僕は学生時代はそんな感じでしたね。よくギター仲間と話をしていたんで。
もういいよってなりそうな時も、周りがかっこよく弾いてたら、やっぱりやろう!って気持ちになってましたね。

ギター人口、音楽人口を増やしていきたい。そしてみんなで交流したい!

——最後に、KGAで皆さんが今後やっていきたいことを教えてください。

ヒロキンス:サマーキャンプとかどうですか?みんなでギター持ち寄って。

トサキユウキ:それはいい!

こーじゅん:いいね、面白そうだね。

ヒロキンス:合宿みたいなのも面白そうですし、あと楽器屋巡りとか、みんなでギターつくるとか・・・

こーじゅん:いっぱい出てくるね!

トサキユウキ:この前もイベントやったし、生徒さんやお客さんとの交流イベントはどんどん増やしていきたいね。
みんなでセッションしたいなというのは、僕もいつも思っています。

大きな目標でいえば、ギター人口というか、楽器人口を増やしたいです。みんなで音楽楽しめたらいいなっていうのはありますね。

ヒロキンス:それはありますね。ギターや音楽を楽しめる、オープンなコミュニティになったらいいですよね。

あとは、みんなが知っている場所になれたらいいなと思いますね。KGA出身です、KGAでギター習ってますって言ったら、みんながああKGAね!って反応してくれるような存在になれたら嬉しいですね。

こーじゅん:KGA Studioの生徒さんや、KGAの会員さんが活躍できることをしたいですね。
今は僕らがメインでイベントに出たりしてますけど、生徒さんや会員さんたちが主役のイベントとかがあっても面白いんじゃないかなと思います。

ヒロキンス:そうですね。確かにその場をつくってあげるのはすごくいい取り組みですよね。参加者が、演奏する側も聴く側も輝けたりとか、楽しめるような何かができたらいいですね。

トサキユウキ:うんうん、そうですね。

こーじゅん:聴く側も楽しいって大切だね。他の生徒さんや会員さんが頑張ってたり楽しんでたりする姿をみて、自分もやってやるぞ!って気持ちになったりできるしね。

ヒロキンス:そうですよね。僕たちがギターや音楽を楽しんでいる姿を見せていくのも大切だと思いますけど、講師じゃない側の人たちも楽しんでいることをみせられたら、もっとギターや楽器の面白さも伝わると思うんですよね。だからそういう人たちが気軽に活躍できる場所があるといいなと。

トキサユウキ:いずれは海外進出したいですね。音楽は世界共通で楽しめるものですからね。

ヒロキンス:いいですね。

トサキユウキ:あと、音楽を趣味でやることと、仕事にすることって結構差があると思うので、もう少し縮めていきたいです。生徒さんから先生になるのも、もっとスムーズであっていいと思うんですよね。その間の人がいてもいいんじゃないかな。
人に聞いたから詳しいわけじゃないんだけど、塾ってチューターという制度があって。

ヒロキンス:そういうのがあるんですね。

トサキユウキ:チューターは授業を持っているわけじゃなくて、主に、生徒の勉強をサポートするんですね。生徒からの質問に答えたりとか、受験の相談に乗ったりして。塾講師と生徒の間にいるような役割なんですけど、そういう存在がギター講師にいても面白いんじゃないかなって。

こーじゅん:なるほどね。そういう立場の人がいるのは大事かもね!

ヒロキンス:世の中にもっと音楽があってもいいと思うんですよね。最近ストリートピアノが流行ってますけど、そういう感じで気軽に音楽を楽しめる世の中になってほしいです。
音楽が身近になることで、日常の中に当たり前に音楽がある、みたいな人がたくさん増えたら最高ですね。

トサキユウキ:最近はサブスクリプションの影響とかで、音楽自体を聴く人はすごく増えてきたと思うけど、音楽をただ享受するだけじゃなくて、発信したり共有するっていうことも、KGAを通じてもっと一般化させたいですね。

——本日はありがとうございました!

全員:ありがとうございました!

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